ご希望の消防署情報を無料で検索できます。

施設リサーチ/ホームメイト・リサーチTOP

パブリネット
消防署
トップページへ戻る
トップページへ戻る

消防署情報

消防の知識「火山噴火への対応」



火山噴火による災害は、溶岩の流出をはじめとして、降灰、噴石、火砕流、土石流、泥流、山崩れ、ガスの流出、地震、津波など多岐に渡ります。噴火すると多大な被害をもたらす活火山が多い日本では、さまざまな火山災害対策が講じられています。

火山の噴火災害は甚大な被害をもたらす

火山の噴火災害は甚大な被害をもたらす

火山の噴火は、その山がある環境によって状況が異なります。火山の付近では不断の観測が行なわれていますが、噴火の予測が立てにくいというのが現実です。また、噴火とともに噴出されるものもさまざまで、その飛距離も噴火の大きさによりまちまちです。そのために、農作物の倒伏、交通の障害、健康の障害、水質汚濁などが多様に発生して被害が大きくなりがちです。

さらに、噴火被害の大きな特徴に、火山の麓に積もる大量の火山灰があります。その重さで建物を埋め尽くしたり倒壊させるばかりか、噴出されたばかりの灰は高い熱を持っているので、火災の原因にもなります。

一方、高温度の火山ガスと大量の火山灰などが混ざり合いながら高速度で移動する火砕流は、高温で熱風を伴って突進するためにとても危険です。

そのほかにも、高温度の火砕物(マグマが粉砕されてできる、さまざまな物質の総称)が周辺の水とともに熱を持ったまま流れ落ちる泥流、火山灰堆積層に大雨が降って流れ出る土石流も家や人や車を一気に飲み込んで大きな被害をもたらせます。

噴火によって山の一部が崩れて山麓に流れ落ちることを山体崩壊といいますが、そのため岩屑なだれが起きたりします。これは、大量の土砂が高速で流れ落ちる現象で、海に突入すると津波が発生することがあります。

ところで、噴火の象徴のように言われている溶岩流は、冷やすことで流れを止めたり流れる向きを変えることも可能なので、人が逃げ切れないということはありません。

ただ、噴火にともなって出る火山ガスには二酸化炭素など人体に有害なものも含まれるため、人命を奪うこともあります。また、火山噴火では火山体内部でのマグマの移動にともなって地震が起こることもあります。

火山大国・日本では様々な噴火災害対策を策定

火山大国・日本では様々な噴火災害対策を策定

日本には、噴火すると大きな被害をもたらす活火山が北方領土を含むと86もあり、古来、幾度となく大規模な噴火災害に見舞われてきました。歴史を振り返ると、今後もいつの日か火山災害が発生することは避けられないことで、それに備えてさまざまな対策が講じられています。

国土交通省砂防部は、「火山噴火緊急減災対策砂防計画策定ガイドライン」を作成しています。これは、国や都道府県の砂防局が実施する対策の計画策定に関する基本的な項目検討および留意点についてまとめたものです。

このガイドラインに基づき、火山の周辺にある地方公共団体では、地域防災計画を整備して広域的な連絡・協力体制を整えたり、防災訓練を実施したり、ハザードマップの作成をするなどして噴火対策の強化にあたっています。

消防庁でも火災災害に対する消防の対応力の強化を進めています。活動火山対策特別措置法によって避難施設緊急整備地域に指定された市区町村に対し、ヘリコプター離着陸広場、退避壕および避舎など避難施設の整備に要する費用の一部を補助しているほか、ヘリコプターの運航を管理するなど応援体制を整えています。