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消防の現場を指揮する指揮隊車



ここでは、消防の現場を指揮する指揮隊車について説明します。

指揮隊車に乗り込む指揮隊員の仕事

指揮隊車に乗り込む指揮隊員の仕事

サイレンを鳴らしながら災害現場に向かう消防車の列をよく見ると、必ず赤いワンボックスカーが走っています。これが「指揮隊車」です。消防が現場で活動する際に司令塔となる車両で、「指揮本部」が設置され「指揮隊」が乗り込みます。この隊は、災害現場で指揮するための情報収集を行ない、作戦の決定と活動命令を現場に下します。

隊のトップは、現場の最高指揮官である「大隊長」(消防署の署長)で、その下で指揮担当、情報担当、伝令担当、通信担当兼機関員などが任務を果たします。指揮担当は大隊長を補佐する作戦参謀役、情報担当は現場で情報を収集して分析します。出火元の確認や原因の究明、被災者の状況などを把握するために、現場周辺での聞き込みなどを行なったりもします。

一方、伝令担当は大隊長の指令を各隊に連絡するほか、災害の状況を無線で通信担当へ伝えます。そして通信担当兼機関員は、指揮隊車の運転と伝令の無線報告を、本庁に設けられた総合指令室へ無線を使って伝えます。

このような指揮隊は"消火をしない消防隊"とも呼ばれています。その最大の任務は、消防部隊を指揮して、隊員や消防車・救急車、通信業務などを効率的に運用して人命を素早く救出するとともに、現場で活動する隊員の安全管理と二次災害の防止を図ることです。

指揮隊車の装備

指揮隊車の装備

指揮隊車の活動中は、「現場指揮本部」あるいは「現場本部」と書かれた幟(のぼり)を立てます。「この場所に現場の司令塔がある」ということを周囲にわかりやすくするためです。しかし、幟の高さは2mほどしかないため、ほかの消防自動車などに囲まれるとわかりづらくなってしまいます。そのため、中には伸縮式のポールに青色灯を装備して、災害現場で活動する際にポールを高く伸ばす車両もあります。

最近では、青色の点滅灯を装備する指揮隊車は増えています。災害現場で活動するときに装備した点滅灯を発光させれば、指揮本部がどこに置かれているか、どの車両がそうなのかが一目瞭然だからです。

指揮隊車には、独自の装備が設置されています。例えば、自動車電話、ファクシミリ、無線機などの通信機が完備されていますが、これらは関係機関や、現場で活動中の各隊と情報交換をするためです。ちなみに、通信機は使用しているすべての消防無線を送受信できるものです。ほかに、命令を速やかに伝達するために住宅地図や作戦図版、通信用モニターなどをセットする折りたたみ式テーブル、拡声器なども搭載されています。

また、ポンプ車と指揮隊車両方の機能を備えた消防自動車も登場しています。消防ポンプを備えた消防自動車に、指揮室、LED表示ボード、照明装置、無線電話装置、フレキシブルマイクなどを付加することで、指揮隊の任務をこなすと同時に、発動時の消火活動を円滑に行なうことが期待されています。