ご希望の消防署情報を無料で検索できます。

施設リサーチ/ホームメイト・リサーチTOP

パブリネット
消防署
トップページへ戻る
トップページへ戻る

消防署情報

火災の規模と出動する消防車の数



消防では、火災の規模や状況に合わせて、より迅速により効果的に活動を行なうため出場する消防隊の数や種類を決める「出場体制」を整えています。ちなみに多くの消防組織では、「出動」することを「出場」と表現しています。

火災の規模や種類を考慮した「出場体制」の整備

火災の規模や種類を考慮した「出場体制」の整備

各消防本部では、出場する消防部隊の数などを火災の規模や種類に応じて決めています。

消防の部隊は、最小隊員を「小隊」、小隊が複数になると「中隊」、「大隊」と呼びます。おおむね「小隊」は、消防車1台に乗る隊員で構成されます。1台に乗車するのは、指示や命令を出す小隊長1名、運転やポンプ操作を担当する機関員1名、放水・救助担当隊員2名で計4名です。つまり「出場体制」は消防車1台と、この4名を最小単位として考えられています。

東京消防庁の火災発生時の「出場体制」を例にとってみると、例えば住宅地の一般火災などで最初に現場に駆け付ける「第1出場」なら、ポンプ隊4~7隊、はしご隊1~3隊、救急隊1隊、特別救助隊1隊、指揮隊2隊と定められています。

一方、超高層ビルやホテルなどが延焼中のときに駆け付ける「第2出場」では、「第1出場隊」を含んで、ポンプ隊11~14隊、はしご隊2~3隊、特別救助隊2~3隊、救急隊2~10隊、資材輸送隊1~2隊、消防救助機動部隊8隊となっています。

ポンプ車と救急車が同時に出場する「PA連携」

東京消防庁の「出場体制」からもわかるように、火災時には、ポンプ車など直接消火に携わる車両だけでなく、必ず救急車も出場します。救急車1台には救急隊長と救急救命士ら隊員3~4名が乗り込んで、現場に駆け付けるのです。

このように、消防車と救急車が火災現場に同時に急行するのは見慣れたシーンですが、実は、消防車と救急車の連携は火災時にとどまりません。

消防車(ポンプ車)と救急車が同時に出場することを、ポンプ車(Pumper)と救急車(Ambulance)の頭文字を取って「PA連携」(通称「ファイア・クイック・エイド」)と言い、昨今はこの体制の充実を図る消防本部も増えています。

例えば、東京消防庁では高度な救命処置が必要な場合や階段、通路などが狭いために傷病者の搬送が難しい場合など、救急隊員だけでは対応が困難と思われる救急現場には、ポンプ車などの消防車を同時に出場させています。

消防車には、救急処置に必要な酸素吸入器や人工呼吸器などの救急資器材が積載されています。また、救急技術の資格を持った隊員も1名以上乗車しています。このような消防隊の救護能力を救急現場でも活かすことで、傷病者の救出・救護処置が、救急車のみで行なう場合に比べ、より迅速に確実になるのです。