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救急車の始まり



日本に初めて救急車が登場したのは昭和8年、1933年のことです。それからおよそ80年、技術の進歩や社会の変化とニーズに合わせて救急車は大きな進化を遂げています。

時代とともに進化してきた救急車

時代とともに進化してきた救急車

世界で初めて救急車の役割を果たしたのは、ナポレオンが戦争で用いた馬車だったとされています。19世紀に入ると自動車が普及して、アメリカのシカゴで世界初の救急車が運用されました。

日本では、昭和8年に横浜で初めての救急車が配置されました。その翌年には名古屋、さらに昭和11年には東京と京都で救急業務が開始されました。その後、救急車が全国的に普及するのは昭和38年以降のことです。この年、消防法が改正されて各自治体消防が救急業務を行なうようになったのです。

初めて救急車が登場してから約80年が経ち、現在では「人の命を救う車両」という重責を果たしています。その大きな変化をもたらしたきっかけは、平成3年の救急救命士法の施行です。

それ以前は、医師以外の者が医療行為をすることは法律で禁止されていました。病院への搬送途中で患者が心肺停止になっても救命することができず、すぐに処置をすれば助かる命を救うことができなかったのです。しかし、こうしたことが徐々に問題視され始め、ついに救急救命士法が制定されて制度化したため、救急救命士の資格を持つ救急隊員にも救急救命処置を行なうことができるようになりました。

全国の自治体では、1台の救急車には最低でも1名の救急救命士の同乗を目指しています。また、救急救命士が活動するのに必要な資機材を搭載した高規格救急車の運用も広がりつつあります。

バラエティに富む救急車

現在、さまざまなタイプの救急車が活躍しています。「特殊救急車(スーパーアンビュランス)」は、東京消防庁が配備しています。救急車として患者搬送を行なうのはもちろん、車体を改良することで平らな床面が広がり、ベッド数が最大8床の救護所としての機能も備えています。これは、特殊な災害が発生したときや特殊なケースの患者を想定して設計されているため、感染症患者搬送用カプセル型ストレッチャーなども積載しています。

松戸市消防局では、日本初の消防救急車も誕生しています。同消防局では、救急需要の増加で救急車の到着が遅れてしまう場合、同時に消防車を出動させてきました。そして、救急隊が到着するまでの間は消防隊員が傷病者の救急処置を行なったのです。しかし、消防車には傷病者を搬送する構造が備わっていないため、現場の隊員から改善を求める声が挙がりました。

こうして誕生したのが、救急車と消防車の両方の機能を備えた「消防救急車」です。緊急走行時のサイレン音も、消防車として使用するときは「ウーウー」、救急車として使うときは「ピーポー」と、両方の音色が出せるようになっています。