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救急救命士にできることできないこと



救急救命士が行なうことができる救急処置は、「救急救命士法」という法律で細かく定められています。その範囲を知っておくことは、現場で活躍するためにも必須のことです。

救急救命士の「特定行為」

救急救命士の「特定行為」

現場に到着した救急救命士が円滑な作業を行えるように、法律の改正など社会的な環境の整備が進められてきました。その結果、救急救命士が心おきなく活動できるように、関係者の間で体制を整えようという動きが活発になってきています。その一つが医療機関や自治体が救急救命士に対して応急処置の手順を指導するもので、メディカルコントロールといわれています。

なお、メディカルコントロールには、2つのスタイルがあります。ひとつは直接メディカルコントロールで、医師が救急搬送中の救急救命士に電話や無線で指示を与えることをいいます。一方、間接的メディカルコントロールは、事前の研修や任務終了後の検証や再教育による指導のことをいいます。

ところで、救急救命士の資格を持っていても、医師に代わって治療行為をすることは原則的に禁止されています。また、医師の指示を受けて行なうことができる救急救命の範囲も厳しく決められています。これが「特定行為」です。

救急救命士にできること

救急救命士法で決められている特定行為には、次のようなことが挙げられます。

  • 心肺停止に限り、心臓の動きを戻すために自動体外式除細動器(AED)を使って心臓に電気ショックを与えることができる(除細動)
  • 精神科領域の処置(精神障害者および精神的不安に陥っている人への対応など)
  • 小児科領域の処置(子どもへの対応など)
  • 産婦人科領域の処置(緊急の場合のお産、新生児への対応など)
  • 聴診器を使って心音や呼吸音を聴く
  • 血圧計を使って血圧を測る
  • 心電図を使って心拍動を観察したり、波形を病院に電送する
  • 鉗子や呼吸器でのどの異物を取り除く
  • 鼻や口にチューブを挿入して空気の通り道を確保する(気道確保)
  • 特殊な器具を使って口の中に異物を取り除く
  • 血液中の酸素を含んでいる量を電気的に測定する
  • ショックパンツというスーツを使用して、血圧の保持や下半身を固定する
  • 自動式マッサージ器で胸骨圧迫心マッサージができる
  • バックマスクを使った人工呼吸ができる
  • 酸素吸入機を使った酸素の投与ができる
  • 手足の静脈から輸液をおこなう(点滴)

平成23年からは「ビデオ硬性挿管用喉頭鏡による気管挿管」ができるようになるなど、救急救命士にできることは度重なる法の改正で着実に増えているのです。