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高潮による土壌などへの影響



高潮と津波は海水が陸地へと浸水する自然災害です。海水そのものが人を流したり建築物を破壊したりする水害があるのと同時に、塩分を含んだ海水が陸地に広がるため、水が引いたあとも陸地そのものに塩害をもたらしてしまいます。

高潮による塩害が土壌にもたらす悪影響

高潮による塩害が土壌にもたらす悪影響

高潮がもたらす被害には、一時的な水害のみならず長期的に人々を苦しめる塩害があります。海水には多くの塩分が含まれていますが、この塩分が農地などに浸水した場合には、農地の土壌を変化させてしまい、さらなる被害をもたらす可能性があります。

土壌の変質による悪影響

土壌の変質による悪影響

一部の植物を除いて、ほとんどの植物は塩分濃度が高い地域では生息することができません。つまり、塩分濃度が高い農地では農作物が生育できず、農業被害をもたらしてしまいます。

例えば、コメの原料であるイネは農作物の中では耐塩性が低いため、一定以上の塩分がある土壌では根腐れを起こしやすく、商品として出荷できるレベルに生育できなくなってしまいます。また、他の農作物でも同様に根腐れや生育不良になってしまうケースがほとんどで、塩害にあった農地の資産価値は著しく低下してしまいます。

台風や高潮が発生しやすい夏季に生育期間を迎える農作物にとって、特に重大な被害をもたらしてしまいます。

堆積物による悪影響

堆積物による悪影響

高潮や津波によって運ばれるものは塩分だけではなく、土砂などの堆積物もあります。こうした泥土が農地に堆積した場合には、多量の塩分を含むのと同時に水はけが悪くなり、除塩を阻害してしまいます。

また、泥土が硫化物を含んでいる場合があるため、農地で硫酸イオンが発生する場合があります。硫酸イオンは水田で硫化水素になり、その後に土壌の鉄と化合して無害化されますが、鉄分が少ない水田であった場合には、硫化水素がイネの根に悪影響をもたらし、商品として価値がなくなってしまう場合もあります。収穫を間近に迎えたシーズンの場合には、特に大きな農業被害になってしまいます。

塩害からの復調

塩害を被ってしまった農地の場合、水はけがよく十分な降雨量がある場合には、半年から数年でもとの土壌に復調するとされています。しかし、こうした状態が見込めない場合には、堆積物を取り除いたり、土壌改善を目指して土木作業を行なったりするなどの手間が必要となります。

高潮による塩害が建築物にもたらす悪影響

高潮による塩害が建築物にもたらす悪影響

塩害による被害は農地だけではありません。建築物や電線など人間が使用する建築物にも悪影響をもたらします。

鉄筋コンクリートへの悪影響

鉄筋コンクリートへの悪影響

コンクリートに塩分が侵入した場合には、塩化物イオンによって鉄筋が腐食してしまう危険性があります。腐食した鉄筋は、膨張しコンクリートにひび割れを発生させ、建築物の寿命を著しく低下させます。発生したひび割れは、塩分の侵入をさらに助長してしまいます。

海岸部の建築部などでは、特に塩分の侵入を防ぐ目的で合成樹脂などのコーティングを行なうことが一般的です。

電線などへの悪影響

電線などへの悪影響

塩分を含んだ海水は淡水よりも通電しやすい特性があるため、電線などに塩水が付着した場合には、漏電しているのと同じ状態になってしまう場合があります。漏電そのものが危険であるのと同時に、停電を発生してしまう危険性があります。