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台風による高潮



高潮が発生する原因になるものはいくつかありますが、最も代表的なものは台風です。

ここでは、台風によってどのようなメカニズムで高潮が発生するかをご紹介します。

そもそも台風とは何か

そもそも台風とは何か

発達した熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速が約17m/秒以上のものを「台風」と呼びます。厳密には日本の周囲である南シナ海や北西太平洋で発生すれば「台風」と呼び、発生した地域によって「サイクロン」や「ハリケーン」などと呼ばれますが、基本的には同種の気象現象です。

つまり、台風はすべてが熱帯低気圧であり、また強い風を伴っているものです。

高潮の規模を大きくする要素を3つかね備えた台風

高潮の規模を大きくする要素を3つかね備えた台風

台風が持つ特徴は、そのまま高潮が発生するメカニズムに繋がっています。また、台風が発生しやすいシーズンは天文潮(てんもんちょう)により海面が高くなる時期でもあります。

台風と高潮は、言わばセットで発生するものだと考えられます。

低気圧による高潮

低気圧による高潮

台風はすべて熱帯低気圧です。低気圧であるということは海面の上昇に大きく関係します。実は海面の高さは気圧と反比例しています。海の上にある気圧が高くなれば海面は下がり、気圧が低くなれば海面は高くなります。

目には見えませんが空気は1気圧(約1,013ヘクトパスカル)を基準として海面を抑えている状態です。海面を押さえ付けている空気の力(気圧)が低くなれば、それに反して海面が盛り上がってしまいます。低気圧が低ければ低い程、高潮の規模は大きくなります。気圧が1ヘクトパスカル下がれば海面は約1cm上昇すると言われています。950ヘクトパスカルであれば約63cmの海面上昇と言うことになります。

強風による高潮

強風による高潮

台風の周囲は必ず強い風が発生しています。この風が、高潮で発生した波をさらに恐ろしいものへと変化させます。

低気圧で盛り上がった海面は風が吹くことによって波になり、海面が塊のように破壊力のある動きをするようになります。台風が陸地に近づくのと同時に波はやがて陸地に到達し、高潮は陸地を襲います。

台風の周囲で吹く風が強ければ強い程、高潮の規模は大きくなります。

台風が発生しやすいシーズンと天文潮

台風が発生しやすいシーズンと天文潮

太陽や月の影響を受け、海面の高さは周期的に変化しています。これを「天文潮(てんもんちょう)」と言いますが、年間を通して天文潮が高くなるのが9月のあたりだとされています。この時期は、台風が発生しやすいシーズンと重なるため、伴って高潮の規模が大きくなる傾向にあります。

台風情報と合わせて警戒したい高潮情報

台風情報と合わせて警戒したい高潮情報

高潮が発生する原因になる低気圧と強風。これがまさに台風そのものだということがお分かり頂けたかと思います。台風の接近が気象情報などで呼びかけられた際、内陸地に住む人の多くは強風と豪雨のみ警戒するケースが多く、高潮について深く理解していない場合があります。

台風が発生した場合は、高潮も伴っている場合がほとんどですから、旅行や移動などで湾岸部を通行する可能性がある場合や、周囲に知人などが住んでいる場合には、正しい知識で防災や避難に協力しましょう。