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陸地形状と高潮との関係



高潮は低気圧による吸い上げ効果や強風による吹き寄せ効果が主な発生原因ですが、波が押し寄せた先の陸地の形によっても大きな被害をもたらす可能性が変化します。

では、高潮の被害を受けやすい地形とは、どのようなものでしょうか。

高潮の被害を受けやすい地形

高潮の被害を受けやすい地形

高潮は台風の発生に伴って発生した場合に、特に大きな被害を生み出します。台風は日本の南方で発生し接近するケースがほとんどであるため、必然的に太平洋に面した地域では高潮の危険性が高くなります。また、四国に遮られた瀬戸内海であっても同様に危険だとされています。

国土交通省が発表している「高潮が起こりやすい条件を備えた地域」では、沖縄などの離島はもちろんのこと、九州全域、四国全域、瀬戸内海に面した地域をはじめ本州の南岸部全域、北海道の南岸部で高潮の危険性が指摘されています。

日本における高潮の危険性が高い地域

日本における高潮の危険性が高い地域

過去、実際に高潮により甚大な被害が発生した地域は、東京湾、伊勢湾、大阪湾、有明海です。これらの地域は特に高潮が起こりやすい条件を備えているとされています。各地域で相応の対策がなされていますが、気象現象はときに予想の範囲を超えた規模で人々を襲う場合があるため、十分な警戒と事前準備が必要です。

なお、東京湾は1917年(大正6年)10月の台風、伊勢湾は1959年(昭和34年)の伊勢湾台風、大阪湾は1934年(昭和9年)9月の室戸台風、1950年(昭和25年)9月のジェーン台風、1961年(昭和36年)9月の第2室戸台風、有明海は1985年(昭和60年)8月の台風13号でそれぞれ大きな高潮被害が発生しています。

世界における高潮の危険性が高い地域

世界における高潮の危険性が高い地域

世界の地形の中には、日本よりも危険な地形をもっている地域があります。代表的な場所は、アメリカのメキシコ湾沿岸やベンガル湾に面したインド、及びバングラデシュのあたりです。どちらも日本にある湾よりもずっと大規模な湾であり、また遠浅の海が広がっていることから、ハリケーンやサイクロンが発生した場合には大きな被害を発生させてしまいます。

日本で観測された過去最大の潮位は伊勢湾台風時の4m弱ですが、メキシコ湾では約6m、ベンガル湾では7~9mが観測されています。旅行や出張などで付近を訪れる場合には、十分な対策をしてから訪れるようにしましょう。

他の要因が重なることで危険になる地形

他の要因が重なることで危険になる地形

高潮の被害は基本的に湾口部で大きくなります。そのため、湾口部周辺に住んでいる人口が特に多い場合には、被害の規模は一層大きくなってしまいます。

また、豪雨などを伴って高潮が発生した場合には、湾から押し寄せる高潮のみならず、雨によって周辺の河川が氾濫することで重複した水害に見舞われる危険性が高まります。河川が氾濫しなくても大量の雨水が湾口部へ流れ出ることにより、高潮の規模は湾口部でより大きくなってしまう可能性があります。

住まいの付近に海や河川などの水辺がある場合には、異常な気象現象などにより災害の危険性があるものだと、十分に認識しておかなければなりません。