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地球温暖化と高潮の関係



近年の異常な気候現象の一部は、地球温暖化の影響であるとする説があります。学者や研究者の間でも諸説ある議論ですが、仮に気候温暖化が避けられない事象であり、地球の環境に変化が生じているとするならば、それによって高潮にはどんな影響があるのでしょうか。

「地球温暖化」とは

「地球温暖化」とは

「地球温暖化」とは、地球の気温や海の温度が上昇する現象のことを指す言葉です。

現状の科学的分析でIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change、気候変動に関する政府間パネル)が発表している内容によれば、19世紀の産業革命以降およそ100年間で、地球全体の平均気温が0.3~0.6度、海面が10~25cm上昇しているとされています。また、このままのペースで温暖化が進んだ場合の推計として、2100年には平均気温が2度上昇し、海面がさらに10~25cm上昇するとされています。中には海面の上昇が1~2mにも及ぶとする説もあります。

温暖化になった原因としては、地球が活動期を迎えたとする説がある一方で、人間が化石燃料を使用したことによる影響が出ているとする説が根強く、化石燃料の使用に伴い温室効果ガスの濃度が増加したことにより地球全体の気温が上昇し、南極の氷などが溶けたことで海面が上昇している、とする説が一般的です。

化石燃料の使用に関連する電力会社や自動車メーカーなどでは、代替エネルギーの模索を進めています。

地球温暖化による海面上昇と高潮

地球温暖化による海面上昇と高潮

仮に推計の通りに地球温暖化が進んでしまった場合、直接的に高潮へ影響するのは海面上昇です。推計にあるように海面が10~25cm上昇してしまった場合には、日本にある砂浜の約半分が無くなってしまうと推測されています。

高潮は打ち寄せる海水が人々の生活を脅かす自然災害ですから、地球温暖化の影響で海面が上昇した場合、ベースとなる海水の高さが上昇することになり、伴って高潮の被害も大きくなってしまうでしょう。推計では2100年時点での海面上昇が指摘されていますが、そのまま類推すれば中間となる2050年あたりでは5cm程度の上昇が有り得るということになってしまいます。たかが5cmとは言え、様々な要因が重なって大きな規模になり人々を襲う高潮という自然災害においては、海面の僅かな上昇が大きな影響をもたらすと考えられます。

地球温暖化は、単に気温が高くなり過ごしにくくなるといった点以外にも、海からの自然災害の規模を大きくしてしまう危険性があるのです。

地球温暖化によって台風はどうなるか

地球温暖化によって台風はどうなるか

また地球温暖化に伴い、台風の質が変化する可能性が指摘されています。推計によれば地球温暖化が進んだ場合、これまで発生していた台風のうち弱いものは減少し、逆に強い台風が増えるとする説があります。

日本周辺では、夏季を中心に幾つかの台風が発生し接近していますが、伊勢湾台風などのように大きな被害をもたらす超巨大台風は、現状ではごく稀な異常現象として捉えられています。

しかし、もし地球温暖化の影響として台風の質が推測通りに変化した場合には、これまでよりも強い台風が発生しやすくなり、伴って高潮被害の頻度や規模が大きくなってしまう可能性があります。