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高潮対策の設備 防波堤



人類が高潮被害を抑えるために開発した設備には様々なものがあります。ここでは、そうした高潮対策設備の中でも特に歴史が長い防波堤についてご紹介します。

波の勢いを減らす防波堤

波の勢いを減らす防波堤

港湾などに設置される防波堤は、高潮対策設備の中でも代表的なものです。ほとんどは、港から見える範囲の海中に堤防のように設置され、陸地直前のあたりで波を受け止め、港を襲う海水の勢いを減らしてくれます。高潮対策としてだけではなく、津波の被害からも岸を守ってくれる役割を担っています。

防波堤の役割

防波堤の役割

遠く沖から吹き寄せられた波が直接岸に当たる場合、その波が持つエネルギーはすべて岸に当たることになります。沖と岸の中間に防波堤を設置することにより、波は岸の手前で一度防波堤と言う障害物に当たり、そこで波のエネルギーが拡散されることになります。

高潮や津波といった「岸に向かってくるもの」を、岸の身代わりになって受け止めてくれているのが防波堤です。防波堤の形は様々なものが開発されており、港によって色々な形の防波堤を見ることができます。最も一般的に知られている防波堤は、コンクリートなどで設置された堤防状の防波堤でしょう。こうした堤防状の防波堤は足場が安定しているため、釣り人にとっては格好の釣り場になっています。また、消波ブロックなど複雑な形をしたブロックも防波堤の一種です。

歴史など

歴史など

防波堤はシンプルな仕組みで海からの脅威を防ぐことができるため、人類の歴史の中でも古いうちから記録に残されています。ローマ帝国の時代(西暦200年前後と推測されています)には、港湾を守る目的で防波堤が設置されていると推定されています。地中海で海上交通が発達していたことから、防波堤は人々の生活を守るものとして古代から機能していたのでしょう。

また、沖に設置された防波堤の場合には、海の中で多くの回遊魚が棲む環境にもなるため、釣り場としての人気が高くなる傾向があります。

施設の長所

施設の長所

港湾などに頑丈な建築物を設置するだけというシンプルな仕組みであるため、比較的低コストで設置できるという点が防波堤最大の魅力です。波の勢いを効果的に減らすための形状や材質など、現代までに様々な工夫を凝らした防波堤が開発されており、日本にもたくさんの防波堤が存在しています。

施設の短所

施設の短所

港湾などに設置する障害物であるため、景観を著しく低下してしまう点が観光地などでは短所になってしまいます。また、堤防の上で釣りをするなどのレジャーが発達する一方、そこからの落下などの事故も頻発しており、防波堤に近づく際には一定の配慮が必要です。

少し変わった防波堤

少し変わった防波堤

日本には少し珍しい経緯で設置された防波堤が存在しています。それは役目を終えた艦船をそのまま沈め、防波堤の基礎として使用している防波堤です。福岡県の北九州市には軍艦防波堤があり、ここには軍艦3隻が防波堤の基礎として沈められています。その一部は外からでも艦船の形を確認することができ、現地にある観光名所のひとつとして数えられています。また、広島県の呉市にある安浦漁港には、漁船を基礎にした防波堤があります。