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高潮対策の設備 高潮バリアー



島国として昔から多くの高潮被害にあってきた日本は、高潮に関する豊富なノウハウを持っていると言えます。そこに日本が誇るモノづくりの技術が組み合わさることで、新たな高潮対策の設備が誕生しています。

最新技術の結晶が高潮を防ぐ新時代の防潮堤

最新技術の結晶が高潮を防ぐ新時代の防潮堤

高潮を防ぐ設備としては、伝統的な防潮堤などがありますが、コンクリートの障害物を設置するというシンプルな工法では、21世紀のニーズに応えきれなくなってきました。

そこで日本にある港湾水利、建築資材、鋼構造、膜構造の専門家が集まり異業種集団として組織したのが「高潮・津波バリアー研究会」です。理事長や技術顧問と言った役員の他、各分野の専門的な知識と技術を持つ正会員と賛助会員によって構成されるこの研究会は、新時代の高潮・津波対策と言える「バリアー」を生み出しました。

「高潮バリアー」とは

「高潮バリアー」とは

高潮バリアーは、ガラス繊維膜と金属製のフレームでできた止水プレート(ラジアルゲート)と、それを覆うシェルター、側面で水を止めるサイドウォールの3つの構造で構成された防潮堤です。通常は景観を損なわない形状でありながらも有事の際には簡単に展開し、迫り来る波をブロックする機能を果たします。フレームには、鋼性のものや鉄骨製フレームのものが存在するなど、様々な形状・構造のものを実験的に作り続けています。

高潮バリアーの機能

高潮バリアーの機能

防潮堤の一種ですから波を防ぐ役割を持つのと同時に、漂流物をブロックすることもできます。これまでのコンクリートで無骨に設置する防潮堤よりも計算された複雑な構造を持っていることで、従来以上の止水性や利便性を確保するものです。

高潮バリアーの長所

高潮バリアーの長所

高潮バリアーのメリットは数多くあります。まず軽量であること。従来型の防潮堤よりも10分の1以下の重量であり、震災時などで地盤沈下などが伴った場合でも、十分に対応し続けます。また、普段はシェルターに収納することで湾岸地域の景観をスタイリッシュに保ち、必要に応じて展開することができるため、十分な止水性を持っています。さらにその展開作動は、特に動力などを使用せず人力のみで迅速に昇降できるため、緊急時でも万全に作動させることができます。設置された防御プレートと防御ネットで漂流物をブロックするなど、実際の高潮被害や津波被害で培ってきたノウハウが細部に盛り込まれています。

金属面やコンクリートではなくガラス繊維膜で止水を行なうというアイデアは設備の軽量化を実現し、可動性の良さを伴っていることが最大のトピックスだと言えます。そのため比較的自由な形状で設計することができ、平常にはちょっとしたテント状の屋根のような姿を維持することができました。海沿いのカフェに設置しても自然に見える美しさは、21世紀に求められる防災設備のひとつの解答だと言えそうです。

津波バリアーも開発

津波バリアーも開発

高潮・津波バリアー研究会では「津波バリアー」も開発しています。高潮バリアーとは全く異なるアプローチで開発されている津波バリアーは、津波で特に大きな被害を生む漂流物の減少をメインテーマにしています。