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消防署 用語集(た行)



公共施設やインフラ施設に関する施設情報を検索できる「パブリネット」が、消防署に関する用語(た行)をご紹介します。消防署のアイテムや職務、そして、レスキューに関する行動、または施設・設備など、幅広く消防署のことがよくわかる用語集をご活用下さい!

2B型救急車

2B型救急車とは、かつて主流だった救急車のことで、2つのベッドが備わった救急車を指す。名称の「2B」は「2ベッド」を意味している。日本において主力となっている救急車は「高規格救急自動車」に分類され、それに対して2B型救急車は「標準救急車」や「普通救急車」と呼ばれる。高規格救急自動車よりも装備されている医療機器は少ないが、軽量タイプであるため狭い道でも扱いやすく、車両価格も安く抑えられるというメリットがある。そのため、高規格救急自動車が主力になってからも、2B型救急車は使用されている。
また、高規格救急自動車程の装備を備えていないが、それに準じる救急車に「準高規格救急車」がある。ただし、総務省消防庁にこの規格は定められていないため、準高規格救急車も2B型救急車の一種として扱われる。

特別高度工作車

特別高度工作車とは、「ウォーターカッター車」と「大型ブロアー車」の機能を1台でかね備えた消防車両の一種。全国でも一部の都市にしか配備されていないが、ウォーターカッター車と大型ブロアー車が別で配備されている都市も多い。
ウォーターカッター車とは、高水圧(研磨剤を混ぜた物)を放水することにより、鋼材やコンクリートを切断するようにして破壊できる物だが、同時に、高水圧を霧状に噴霧して消火活動が行なえる。一方の大型ブロアー車は、強力な送風により有毒ガスや煙などを除去する目的で使われる。この2台を組み合わせることにより、ウォーターカッター車の噴霧した霧を、強力な風で広い範囲に拡散させることができる。通常は2台を組み合わせて運用するが、特別高度工作車があれば、1台ですべてを行なうことができる。

ドクターカー

ドクターカーとは、医師や看護師の資格を持つ人が同乗し、事故現場などに向かって現地で初期治療を行なうために使う救急車のことである。搬送よりも現地での初期医療行為に重点を置いている点が、通常の救急車と大きく異なる。通常の救急車には救助隊の救急救命士が同乗するが、救急救命士の医療行為は一部制限され、救急病院に到着するまでに一定時間を要し、命を救うことができない場合もあった。それを解決するために採用されたのが「ドクターカー」である。「医師派遣用自動車」あるいは「ラピッド・レスポンス・カー」と呼ばれることも。
患者監視装置など特定の医療機器を搭載した専用設計のドクターカーもあるが、通常の高規格救急自動車に医師が同乗するだけで、呼び名が「救急車」から「ドクターカー」になることもある。

ドクターヘリ

ドクターヘリとは、救急車などと同様に医療機器などを搭載したヘリコプターのことで、医師及び看護師が同乗し、救命医療を施しながら傷病者を搬送するために用いられる。医療機器の装備は専用設計であるため、その改造が施されたヘリコプターのことを「ドクターヘリ」と呼ぶ。法律用語としては「緊急医療用ヘリコプター」という。ドクターヘリは「緊急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法」という法律によって運用が規定されている。ヘリコプターは、自動車や船舶などよりも圧倒的に速いスピードで現地へ到着することができるため、適切に整備・運用されれば多くの傷病者を助けられる。しかし、日本ではパイロットの育成やヘリポートの完備、全体的な費用などの課題もある。

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