消防署用語辞典
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特別高度工作車
とくべつこうどこうさくしゃ特別高度工作車とは、「ウォーターカッター車」と「大型ブロアー車」の機能を1台でかね備えた消防車両の一種。全国でも一部の都市にしか配備されていないが、ウォーターカッター車と大型ブロアー車が別で配備されている都市も多い。
ウォーターカッター車とは、高水圧(研磨剤を混ぜた物)を放水することにより、鋼材やコンクリートを切断するようにして破壊できる物だが、同時に、高水圧を霧状に噴霧して消火活動が行なえる。一方の大型ブロアー車は、強力な送風により有毒ガスや煙などを除去する目的で使われる。この2台を組み合わせることにより、ウォーターカッター車の噴霧した霧を、強力な風で広い範囲に拡散させることができる。通常は2台を組み合わせて運用するが、特別高度工作車があれば、1台ですべてを行なうことができる。
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