消防署用語辞典
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バックドラフト
ばっくどらふとバックドラフトとは、火災現場で発生し得る爆発現象のことを指す言葉である。
家屋などで火災が起きた際、その家の窓やドアが密閉されていた場合に起こることが多い。密閉空間内には、火災により発生した一酸化炭素が室内に充満し、酸素が減ったことにより火の勢いが静まったようにみえる。しかし、消防活動を行なう人が生存者を探すなどの目的で窓やドアを開けた瞬間、酸素が勢い良く取り込まれ、一酸化炭素と結びついて瞬間的に火の勢いが強力になり、爆発したような現象となるか、あるいは実際に爆発する。これが「バックドラフト」である。土蔵のように、普段ほとんど換気しないような空間で火災が発生した際にも、バックドラフトは生じやすい。
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