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地震についての基礎知識(2)/ホームメイト
地震の対策にはまず「地震を知る」事が大切です。
ここでは災害時の連絡方法等、地震についての基礎知識をご紹介します。
災害時の連絡方法

地震など大きな災害が起こったとき、被災地への電話は通じにくくなります。ここでは災害時の連絡方法についてご紹介します。
災害用伝言ダイヤルの使い方

大きな地震が発生すると、安否確認などにより電話回線が混み合って、つながりにくくなってしまいます。そんなときに利用できるのが「災害用伝言ダイヤル」です。
- 声を残す・聞く
-
【災害用伝言ダイヤル171番】
安否などの情報を音声で登録・確認できる、NTT提供のボイスメールサービスです。一般電話や公衆電話、避難場所などに設置される特設公衆電話の他、携帯電話やPHSからの利用が可能です。
■災害用伝言ダイヤル「171」とは?
地震などの災害発生時には、被災地など特定の地域への電話連絡が殺到し、電話がかかりにくくなることが予測されます。
災害用伝言ダイヤル「171」は、こうした被災地への通話がかかりにくい状態になったときに、「声の伝言板」として被災地内の家族、親戚、知人などと安否の確認や緊急連絡を取れるようにするシステムです。
なお、同サービスの利用料は無料ですが、別途発信地から被災地までの通話料がかかります。
■特徴
災害用伝言ダイヤル「171」には、次のような特徴があります。
- ◇ご利用できる電話◇
-
- 一般電話(プッシュ回線、ダイヤル回線とも可)
- 公衆電話
- INSネット(※)
- 災害時、NTTが避難場所などに設置する特設公衆電話
- 携帯電話
- PHS
- 一部のIP電話(※)
※ダイヤル式電話をお使いの場合には、ご利用になれません。
- ◇録音時間◇
- 1伝言あたり30秒以内
- ◇録音件数◇
- 1電話番号に対し1~10件
- ◇保存時間◇
- 録音してから48時間
- ◇利用料金◇
-
無料
伝言の録音・再生時の通話料のみ必要です。
伝言録音等のセンター利用料は無料です。※避難所等に設置する特設公衆電話からのご利用は無料となります。
災害用伝言ダイヤル(171) → https://www.ntt.co.jp/saitai/171.html
■利用方法
- 【録音の場合】
-
- ①「171」にダイヤルします。
↓ - ②録音を押します。
↓ - ③ご自分の電話番号を市外局番からダイヤルします。
↓ - ④ガイダンスに従い、ご自身の状況などを録音します。
- ①「171」にダイヤルします。
- 【再生の場合】
-
- ①「171」にダイヤルします。
↓ - ②再生を押します。
↓ - ③安否情報等を確認したい相手の電話番号を市外局番からダイヤルします。
- ①「171」にダイヤルします。
なお、伝言の保存期間は録音してから2日間(48時間)となっており、その後自動的に消去されます。
- 文字を残す・見る
-
【災害用伝言板サービス(携帯電話向け)】
携帯電話各会社が提供する伝言板サービスがあります。ネットワーク負荷のかかりにくいパケット通信網を利用し、どの携帯電話会社を利用していても、各社に登録された安否情報を確認することができます。
■サービス内容
- ①運用条件
- 震度6弱以上の地震などの災害が発生した場合
- ②メッセージ登録可能エリア
-
災害が発生した地域
※登録可能エリアの詳細については「災害用伝言板」より確認することができます。
- ③メッセージ登録可能件数
-
1携帯電話番号あたり10件
※10件を超えるメッセージは古いものから順次上書きされます。
- ④メッセージ登録内容
-
状態:下記の4つの中から選択
- 「無事です。」
- 「被害があります。」
- 「自宅に居ます。」
- 「避難所に居ます。」
コメント:全角100文字以内(半角200文字以内)
状態を選ばずにコメントのみのご利用も可能です。
また、状態を複数選択してのご利用も可能です。 - ⑤メッセージ保存期間
- 1つの災害でのサービスを終了するまで
■利用方法
携帯電話各会社の「Menu」にアクセスし、「災害用伝言板」からメッセージの登録と確認ができます。
- 【登録方法】
-
- ①「Menu」のトップに表示される「災害用伝言板」を選択。
↓ - ②「災害用伝言板」の中の「登録」を選択。
↓ - ③現在の状態について「無事です。」などの4つの中から選択し、任意で100文字以内のコメントを入力します。※状態を選ばずにコメントのみのご利用も可能です。また、状態を複数選択してのご利用も可能です。↓
- ④「登録」を押すと、伝言板への登録が完了となります。
↓ - ⑤登録通知メールを送信する場合は、「送信」を押して下さい。
※メッセージは1つの災害でのサービスを終了するまで保存され、10件登録することが可能です。
- ①「Menu」のトップに表示される「災害用伝言板」を選択。
- 【確認方法】
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- ①「Menu」のトップに表示される「災害用伝言板」を選択。
↓ - ②「災害用伝言板」の中の「登録」を選択。
↓ - ③安否を確認したい人の携帯電話番号を入力して検索ボタンを押して下さい。
↓ - ④ご覧になりたいメッセージを選択。
↓ - ⑤登録されている状態とコメントをご覧頂けます。
- ①「Menu」のトップに表示される「災害用伝言板」を選択。
一般家庭の電話よりも公衆電話

災害時は一般の電話がつながらない場合でも、公衆電話(ピンク電話は除く)からは、つながり易くなっています。ただし、災害のために停電が発生すると、テレホンカードが使用できなくなるため、10円、または100円硬貨が必要となります。
※オレンジ色のICカード公衆電話は、停電時にICテレホンカードのみ使用可能となり、逆に硬貨では利用できなくなるので注意が必要です。
緊急措置として避難所などに設置される特設公衆電話は、無料で利用できます。また、大災害により広域停電が長期にわたる場合は、街頭の公衆電話が無料開放されます。
はり紙も効果的

避難先などを書いたはり紙も、実は重要な連絡方法です。ただし、水性マジックやボールペンでは雨が降ると消えてしまうこともあるので、油性マジックがあると便利です。